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IoT・エッジコンピューティングの市場とユースケース

IoTの市場規模 IT専門調査会社の IDC Japanによれば、国内のIoT(Internet of Things:モノのインターネット)市場におけるユーザーの支出額は2019年に7兆1537億円(実績見込み)だった。 これが2024年に向けて年間平均成長率12.1%で成長し、2024年には12兆6363億円になると予測する。 エッジコンピューティングの市場規模 マーケッツアンドマーケッツ(MarketsandMarkets)は、世界のエッジコンピューティング市場が2020年の36億ドルから2025年には157億ドルに成長し、予測期間中の年平均成長率(CAGR)は34.1%になると予測しています。産業界におけるモノのインターネット(IoT)の採用拡大、低レイテンシー処理とリアルタイムの自動化された意思決定ソリューションへの需要の高まり、指数関数的に増加するデータ量とネットワークトラフィックを克服する必要性などの要因が挙げられます。   インダストリアルIoTに対応するエッジ・コンピューティング・ソリューションの代表的なベンダー…

エッジコンピューティングの背景

コンピューターのトレンドは集中と分散を繰り返しています。 1960年代から80年代にかけて、汎用機(メインフレーム)による集中処理が行われていました。1980年代から1990年代はパソコンの普及を受け、部分的な分散化が始まりクライアント/サーバー型の情報処理が主流となっていった。 2000年代から2010年代にかけてはSaaS(Software…